介護士の仕事は、日常生活を送るのが難しい高齢者や心身に障がいを持っている方などに対して、食事や入浴・排泄などの世話を行います。
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具体的な業務内容
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身体介護
食事・排泄・衣服の着脱・入浴・身体の衛生管理の補助
移動補助(ベッドから車いすへの移乗・自動車への乗り降りなど) -
生活援助
食事(調理・配膳・下膳など)・洗濯・掃除・整理整頓・買い物などの
家事全般を援助します。 -
相談・助言
要介護者や家族など介護者に対し、生活・身体・介護に関する相談を
受けたり、助言を行います。 -
社会活動支援
要介護者が周りと良好な関係を築くための支援を行います。
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身体介護

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必要な資格
介護職に必要な資格は、従事する目的により資格が変わります。また、実務経験の有無や経験年数・学歴・資格の有無で取得方法が大きく変化するのが特徴です。
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介護職員初任者研修
※これから介護の仕事に従事しようとしている人が対象です。
※施設などによっては、資格取得をサポートしてくれるところもあります。 -
介護福祉士実務者研修
※介護福祉士資格を取得する上で必要な資格です。
※独学での取得ができず、スクールの卒業が必須です。 -
介護福祉士
※国家資格
※取得方法は複数パターンあります。
① 厚生労働大臣指定の養成施設(入学条件:高卒以上)の卒業
② 3年以上の実務経験+介護職員実務者研修の取得
③ 福祉関連の学校で、所定の学科・単位を修得し卒業 などがあります。 -
ケアマネージャー(介護支援専門員)
※介護支援専門員実務研修受講試験に合格していること。
※介護支援専門員実務研修に休まず受講していること。
※介護福祉士などの資格所持者は5年以上、それ以外の者は10年以上の実務経験が必須となります。
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介護職員初任者研修
介護士の種類
ヘルパー・介護福祉士・ケアマネージャーの違いについて
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ヘルパー
要介護者に対し、身の回りの世話やケアを行います。資格の有無は問いません。 -
介護福祉士
要介護者に対し、身の回りの世話やケアを行います。介護者に対しアドバイスを行ったり、現場責任者として従事 する場合もります。国家資格である介護福祉士免許が必須です。 -
ケアマネージャー(介護支援専門員)
要介護者とその家族に対し、介護者に合わせたケアプラン(介護サービスの給付計画)の作成を行います。
訪問介護・通所介護の違いについて
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訪問介護
要介護者の家に訪問し、身の回りの世話などの介護を行います。 -
通所介護
介護施設にて要介護者の食事・入浴などの生活援助を行います。滞在期間は日帰り~長期と多岐にわたります。 サービス内容も施設や目的によって異なり、リハビリテーションなどの医療に特化したサービスを受けたり、レクリエーション(娯楽)を行ったりします。
介護士のみなさんからのお声
メリット
- 働きながら資格取得や経験を積むことができる。施設によっては資格取得サポートを してくれるところもある。
- 要介護者とのコミュニケーションや会話が楽しい。
デメリット
- 肉体労働なのでかなり大変。
- まとまった休みが取りずらい。
- 給与改定は進んでいるが、まだまだ給与面が厳しいのも現実。